業界を揺るがしたAT・ART機規制のニュース。

これは8月28日、回胴式遊技機(スロットの事)製造業者連絡会が警察庁から連絡を受けた事から始まります。
9月1日付で会員のパチスロメーカーにも送付されています。

このニュースでは順押しの試験になってしまう事ばかりが注目されていますが、それ以外にもいくつか指摘された事があります。指摘事項は全部で7つ。

そのまま書くとわかりにくいので皆さんにもわかりやすい表現で説明します。



1.AT・ART中に3枚掛けで2枚の払出し、またはハズレが多い機種があるので注意する事。

※「注意する事」とは「もうダメよ」と言う意味です。


2.複数の小役フラグが成立している時に払出しの少ない方をナビするなど、遊技者に損をさせる等の指示については遊技の公正を害する事になるので注意していただきたい。

※ナビ通りに押すと損する仕様になっている機種があったという事ですね。


3.メーカーからの提出資料には3000枚自主規制(2009年12月施行)を超えていないように計算されているが、よく計算すると3000枚を超えている計算ミスが散見される。


4.質問書を提出にあたっては、具体的に実施したいことなどの目的を明確に記載してもらいたい。

※早い話が「こういう仕様にしていいですか?」と質問しておいて、実は他に目的があるようなズルはダメよって事です。


5.有効ライン状にリプレイが揃った時に、有効ライン外に表示されたベル・ベル・ベルを、あたかもその遊技の結果であるかのようにバックランプで点滅表示し、また、リプレイであるにもかかわらずMAXBETボタンを押下しなければ遊技ができないというような仕様だと、遊技者はベルが当たったのだと誤認するおそれがある。

フリーズによって、遊技の結果以外の組み合わせがリール上に揃ったと遊技者に誤認させるようなリール(&ストップボタン)演出は不適合になる。


6.いわゆるペナルティ等の性能を利用して、遊技者に最も出玉率が低い押し順(主に左第一停止)をさせており、この場合の設計値が技術上の規格55%を下回っているものが散見される。機種によっては10%に満たないものもある。
よって、試験運用は通常の遊技状態では最低の出玉率となるような遊技方法で遊技を行い、さらに指示機能(ナビ)が発生していてもナビに従わずに最低の出玉率になる方法で遊技を行う。その結果55%を下回るようなら不適合とする。

※これまでの機種は通常遊技中に左第一停止で打たないと、ペナルティー音を発生させて、遊技者に左から打つように促し、最も出玉率が低くなるようにさせていた。今後はナビが出てもペナルティー音が発生しても、設計上の資料をよく見て、最低の出玉率になるように打ち、55%を超えなかったら不適合にしますよという事です。
今回の規制でこの項目が業界関係者を震撼させたのです。



7.最近のAT(ART)性能について、のめり込みを助長するおそれのあるもの、問題があると思われるものが散見される。
例えば、天井に到達したら多くのメダル獲得に繋がる性能、特定のプレイ数になったら抽選状態を変える性能、遊技の結果と全く関係のないクイズに正解したら上乗せなどの性能、また旧規制で問題となったストックボーナスに近い性能等である。
今後もATが問題なく運用可能となることを目的として、今後日電協、日工組が中心となりルールを決めていく事。

※最後の部分が重要で、「このままだと、もっと厳しい法改正になりますよ。そうならないように日電協、日工組が中心となって、自主規制をした方がいいですよ。」と言う意味が込められています。


以上7つの指摘事項でした。