楽しかった裏モノ時代の話は後にするとして・・・


一般的に言われている裏モノは「不正によって連チャン性を有した台」の事ですが、広義では「正規の基板でない台」と言う場合で使われる時もあり、その場合は連チャン性は関係ありません。

よく、遠隔操作と裏モノを混同して使われる事がありますが、遠隔操作は遠方で操作するわけですから、裏ROMや裏基板を取り付けている台とはまた別です。

「裏ROM」とは基板内に不正ROMが付いている台の事。
「裏基板」とはROMだけに限らず、様々な方法で正規の基板とは違う動きをする台の事。「不正基板」も裏基板と同様です。
「裏モノ」はどちらかと言うと、店側が故意に「連チャン性を高めた不正基板の台」を指します。


遠隔操作も不正基板も裏モノもファンが考えているほど世の中には存在しません。

昔は今よりもっと存在していた時期もありますが、今はほとんどないと言っていいでしょう。
時々ニュースになったりする「不正基板」はゴト師が取り付けたり、店員が自分の利益の為や、犯罪グループの一員として取り付けたりしているのが発覚しただけで、店側が故意に不正基板を取り付けることなどほぼありません。

業界人だからそんなこと言ってるんだろうと思うかもしれませんが、もしそれがあるんだったら、寧ろこの話題には最初から触れません。


遠隔も不正もほぼ有り得ないと言う理由の一つは、連チャン性を高める必要がないからです。
しかも「タダじゃない」からです。

裏モノが流行った時期は出玉規制が入った頃です。
現在の機種は規制されているような時期の台と比べて、明らかに連チャン性が高く、業界内でも1円パチンコファンの増加、4円パチンコのファン離れ、スロットのAT・ART規制、三洋のまわるんパチンコが話題になっている様に、今さら無理して連チャン性を高めた裏ROMなど付けなくてもファンは充分満足してるはずなので、ホールがこれ以上わざわざ高いお金を払ってまで裏モノにして連チャン性を高めようとするはずがありません。

裏モノの基板を作るには先ず台の解析が必要です。最近の機種のプログラムは昔の台と違って比べ物にならないほど複雑且つ膨大な量になっていて、一歩間違えると、液晶演出や役物等に異常が現れて、プレイヤーに気づかれてしまいます。
店が故意に裏モノにするなど、立入検査や客からの通報を覚悟で、そんな危険な橋を渡ろうとするはずがありません。今の台は十分な連チャン性能があるという事です。
あるとすればAT機規制後・・・?


反対に、出ないようにしたいホールがある可能性の方が高いのですが、それもまたほとんどないと言っても過言ではありません。
設定オール1ならお店は儲かります。しかし、それ以上に利益がないと営業していけないような店は、もうすぐ閉店しそうな店です。そんな店が高額な投資をして遠隔操作や裏基板など取り付けようとは思わないからです。
遠隔操作や裏ROMは台当たり数万円の投資が掛かり、台を入れ替えればまた新しい基板なのですから、新たに数万円の投資が必要になります。
基板には封印シールも付いていて、シールを剥がさなければ中が開けられません。開ければ封印シールが剥がれて確実に痕跡が残るようになっています。
「かしめ」と呼ばれるロックも掛かっており、プラスチックのかしめを折らない限り基板は開封できません。
裏基板を作る=かしめが折れていない新しい基板ケースと封印シールの偽造が必要なので、それだけでも値段が高くなります。

しかもそれはホールが作るものではなく、どこかの怪しい業者が作った基板です。そんな事をしていると、その証拠を押さえられて、後でその業者にゆすられたり、足元をすくわれたりするかもしれません。
今は簡単に写メで警察に匿名投稿が出来る時代。しかもネットによって様々な知識が手に入る時代です。その業者や客側からいつ通報されるかわからないこの時代に、これもまたそんな危険な橋を渡ろうとする店が多数あるはずがないのです。


楽しい裏モノの話は次回に。

つづく