長期に亘り薄利営業が出来れば、全てのとは言いませんが多くのパチンコ店がお客様を増やす事に成功するでしょう。しかし現実は非常に難しいと言う所まで書きました。 

ファンタジーランドは様々なサービスや変わった施策を行う事で客数を増やし、売上も入場者数も7月に最高記録を更新しました。その結果、数年前のファンタジーランドとは比べ物にならないほどに還元率を上げる事に成功しています。

しかし、私はそろそろその営業方針も終わりだと思っています。
客数が増えて結果的に還元率を上げられのだから失敗ではありませんが、次の一歩を踏み出さなくてはなりません。
ファンタジーランドに欠けているのは明らかに出玉です。
賢い皆様はご存知のはずです。パンパンに入っている繁盛店よりファンタジーランドが出せるはずも無い事を。
お店によっては「新台入替費用を抑えて営業する事で、還元率を高めた営業をしております」と謳っている店があります。確かに大量の台数を導入して大コケばかりしているホールは負け組です。むしろ中古機の慎重な台選定をしているホールの方が還元率が高い場合もあります。

しかし、最新台の導入も適正な台数で導入し、慎重な台選定をしてる繁盛店は必ずあります。そういう店舗にファンタジーランドが出玉で勝つのは非常に難しい。そんな事くらいお客様は知っています。

ではどうしたら繁盛店にも負けない出玉を出す事が出来るのかというと、結局は『スピード』です。
一歩上の店舗を目指そうとするなら、一気にお客様を集めて出玉を出した時の利益率低下を売上アップが埋めなくてはなりません。しかしその一気に集客する事が出来ないから、いつまで経っても一段上の店舗に上がれないのです。
これが恐らく今のパチンコ店店長の大きな悩みとなって立ちはだかっているのだと思います。
これを読んでいる他店の店長様がおられたら、恐らく「そうだ、そうだ。」と頷いていると思います。

それを可能にしたのが4号機時代です。
会員メールの爆発的な普及により、ホールは超低価格の広告宣伝費で一気に集客する事に成功します。
弱小店舗でもメールの内容次第では一躍繁盛店になれたのが4号機時代です。


しかし時は流れ・・・

広告規制2012年7月13日に発出された「ぱちんこ営業における広告、宣伝等に係る風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律違反の取締り等の徹底について(通達)」により、弱小店舗が復活する可能性が大幅に縮小されました。

ここから弱小店舗だけに限らず、繁盛店も苦しい戦いが始まりました。
さらに追い打ちをかける様に、次々と出される新たな規制・・・

規制を破る事無く、一気に集客するのは至難の業です。


近所で噂の幸チャレさんはその「一気に」を成功させた良い例だと言えます。
しかし他のパチンコ店がそれと同じ事をして成功するのかと言うと恐らく上手く行かないでしょう。
「パチンコ店買いとってみた」というタイトルが持つ強烈なインパクト、ネオン切れを直すのも難しいと言う切実なる営業状態、オーナー自らホールに立ち、一ヶ月の内ほとんど休みなく朝から晩まで働いて頑張っている姿、そして何よりツイッターへの返信内容に見えるファンへの温かい接客魂。だから応援したくなる人が増えているのであって、それを他のパチンコ店が表面上だけ真似してニコ動やyoutubeを始めても、私は失敗するだけだと思っています。

それでもやっぱり、成功した背景にはニコ動やyoutube、Twitterの拡散力であったり、ネット社会が持つ独自のコミュニティーであったり、現在のパチンコ店がどうしても必要としてる「一気に」がそこにはあります。

問題は「何を伝えるのか?」です。

ところが、出玉が出ている事を知らせるのはご法度だからパチンコ業界はややこしいのです。


つづく