昨日まではプレイ数別の設定判別信頼度の話をしました。
では、ブドウを偶然引き過ぎてしまう様に、他の役を引き勝ったり引き負けたりした場合はどうなってしまうのでしょうか?


ここからが本題です。

一般的なアイム系のブドウ判別は下の確率で計算しているはずです。

ブドウだけ確率

しかし、ここで重要なのが、実はハズレの確率です。

なぜなら、設定5以下のブドウ確率と設定6のブドウ確率の差は、8割方「ハズレ確率の差」と言えるからです。

これが全役の確率表です
〇〇分の1という表現だとわかりづらいので、%に直しています。

全役%表


良~~く見ると判りますが、ブドウ以外の役で設定差が大きいのはハズレの確率です。
チェリーと単独ボーナスにも差がありますが、ハズレの設定差には及びません。

チェリーとボーナスの重複当選はチェリー狙いをしていればチェリー出現時にGOGOランプが光るのでチェリーとしてカウントします。


(設定1と設定6の確率差)

ハズレ確率の差は
(設定1)67.334%-(設定6)66.385%=0.949%

チェリーの差は
(設定1)2.979%-(設定6)3.028%=▲0.049%

単独ボーナスの差は
(設定1)0.397%-(設定6)0.525%=▲0.128%

ブドウの差は
(設定1)15.408%-(設定6)16.181%=▲0.773%

電卓でチェリーの差+単独ボーナスの差+ブドウの差を足してみて下さい。
▲0.049%+▲0.128%+▲0.773%=▲0.949%

当たり前ですが、ハズレの差の0.949%と全く同じです。チェリーも、単独ボーナスも、ブドウも、設定6の方が確率が高い。その高くなった分だけ、ハズレ確率が削られている事になります。

そして、ハズレの差0.949%に対して、ブドウ差は0.773%ですから、
0.773%÷0.949%=81.45%
ハズレ確率の差はブドウ確率の差が約8割も占めている事になります。


出現回数で見るともっと現実的で分かり易くなります。

設定1と設定6をそれぞれ4000P回した時の設定差のある役の出現回数は

(ハズレ)
設定1=2693回
設定6=2655回
その差=▲38回


(ブドウ)
設定1=616回
設定6=647回
その差=31回
※ハズレの差38回の内、31回がブドウ回数の差です。

(チェリー)
設定1=119回
設定6=121回
その差=2回

(単独ボーナス合成)
設定1=16回
設定6=21回
その差=5回


ここまで説明すればもうお気づきだと思いますが、一般的に行われているブドウ出現率を使った設定判別はブドウとハズレの確率差を利用した設定判別法であって、ブドウとハズレ以外の役が出た時のプレイ数は除外して、「ブドウとハズレのプレイ数だけを分母」として、「ブドウが何回揃ったのか」を計算する方が精度が上がるのです。

全設定共通で1/7.30で出現するリプレイを何度引こうが、設定差が無いのだから、リプレイを引いたプレイ数は設定判別していない事と同じです。
 
リプレイを確率以上にたくさん引き当てた人はその分、他の役を引くチャンスを失った事になり、反対にリプレイを引き負けた人は、他の役の抽選を予定以上に多く抽選した事になります。極端に言えば、プレイスタート直後から100プレイ連続でリプレイが揃ってしまったらブドウは一度も出なくて当たり前であり、100P終了時点では設定判別を全くやっていない事になるという事です。


実戦上で一番厄介なのはこのリプレイです。
二項分布の計算を使えば、リプレイを引き負ける確率も計算できます。

4000P回した時点で揃うリプレイの回数は平均548回です。548回のリプレイに対して、リプレイが引けずに仮に26回少なかったとします。ブドウ確率は設定5以下で1/6.49ですから、26プレイ÷6.49=4.01回。ブドウの出現回数が4回増えるのが普通です。リプレイが26回以上少なくなってしまう確率は12.05%です。約8.3回に一回はそういう現象が起きるという事です。

実戦ではリプレイとブドウが頻出するので、どちらも数えるのは大変です。ブドウよりリプレイの方が出現回数は少ないので、一番出る方のブドウは頭で数え、リプレイはカチカチ君でカウント、ブドウのカウントが頭に10個貯まったら一気にカチカチ君でプラス10個をカウントします。

計算手順としては
①総プレイ数を調べる
②データランプから重複ボーナスの回数を引いて単独ボーナス数を計算する
③単独ボーナス+チェリー+リプレイ+ベル・ピエロ(ベルピエロは期待回数で良い)の出現回数を合計する(
データランプのBR合計回数から重複当選回数だけ引けば単独フラグ成立回数が計算できる)。
④ボーナスを揃えるのに掛かったプレイ数も引く(1枚掛けは累積3回でデータランプに1プレイ上がる)。
⑤総プレイ数から②③④のプレイ数を引く⇒ハズレとブドウのプレイ数
⑥ブドウ回数÷(ハズレとブドウのプレイ数)を計算する

※スマホでこの記事を読むと、スマホの表示次第では、⑥の「÷(割る)」が「+(プラス)」に見える場合があるので注意してください。


上記の計算結果を次の表と照らし合わせます。


NEWブドウ判別表


要するに、ブドウとハズレの比率を計算するのですから、この他にも「ハズレ回数÷ブドウ回数」で計算したり、「ブドウ回数÷ハズレ回数」で計算する事もできます。


マイジャグ系も他のジャグラーシリーズも考え方は同じです。
EXCELで計算すればあっという間に答えが出ます。


以上、アイム系のブドウ設定判別でした。

終わり


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