私いつも思っていたんです。

『千円で20回神話』がパチンコをダメにしていると・・・

私がパチンコを始めた数十年前はボーダー理論なんて、ほとんどのユーザーが知りませんでした。

それがいつしか「千円で20回」という言葉が生まれ、一般ユーザーまでが知る事になりました。
千円で20回回らない台は打つ価値無しとまで言われるようになっていきます。

でもここ数年の台は千円20回のボーダーの機種なんて少なかったですよね?
平均すれば17回か18回の台が多く、中には16回台の機種もあります。

でも千円20回前後の機種が多かった時代に一度広まってしまった「千円20回神話」はその後、台スペックが甘くなって千円16回・17回のボーダー台が増えた時代でも、ずっとそのまま信仰され続けてきました。

良く勉強されている方はどの機種が千円17回でもOKで、どの機種が千円16回なのか良く分かってらっしゃると思いますが、深くは勉強しない一般ユーザーの方は何となく千円20回を今でも信じている人がいっぱいいると思うのです。

これはパチンコ店にとっては大問題です。
千円18回・19回でボーダーを超えている台がたくさんあっても、回らない台と思われているのですから。店は我慢しているのにユーザーは不満足な状態になっている構図になっています。

もしこれが「20回」という区切りの良い数字でなかったら、ここまで神話化される事はなかったはずです。仮に全機種のボーダーの平均値が千円で約23回程度だったら、台によってボーダーは色々あると認識されていたでしょう。
しかし運悪く千円20回近辺の台が多かった時代があった為に、区切りの良い20回という数字が多くのファンに広まってしまったのだと思います。


しかし、この問題が徐々に解決されていくかもしれないという明るい兆しが見えてきました。

最新台に異変が起きています。
メーカーがボーダー20回の機種を発売し始めたのです。

釘曲げ問題以降、一般入賞口への入賞が容易になった機種が次々に出てきており、それまでベース20が普通だったパチンコ台は、ベースが30にまで上がってきています。
ベースとは100発アウトに対する戻り玉の割合の事で、ベース30とは100発打てば30発返ってくると言う意味です。
そして、そのベースアップの分を埋める為に連チャン率を抑え、出玉も少なくした機種が発売され始めたのです。思い切って下げた分だけ、今までより回せるようになりました。
一撃性より良く回る台をメーカーが作り始めています。

それにより、千円20回が本当にボーダーになっている台が増えてきており、お客様が思っている20回と実際のボーダーが近づいた事で、「この台は千円で20回回る!」と満足感に繋がってきているのではないかと予想しています。

未だに千円20回以下の機種は多数設置されていますが、数年後千円20回の機種がもっと増えて行けば、ファンの不満は解消されていくかもしれませんね。