あるお客様から、こんなメッセージを頂きました。

「7月末で白岡のパチンコ屋が40年の歴史に幕を降ろしましたがこれから規制規制でがんじがらめのパチンコ業界はどうなるのでしょうか?ぶっちゃけたご意見をお聞きしたいです。」

「ぶっちゃけた」という事ですから、言い難い事もズバッと言わなくてはなりませんね。

私はこの先パチンコ店の店舗数はまだまだ少なくなって行くと思っています。

私が思うに、パチンコ業界が生き残る道は二つ、「パチンコ業法の制定」と「完全なる娯楽への回帰」しかないと考えています。

パチンコ業法については4月25日に書いた記事をご覧ください。
パチンコ業界の未来 その1(2017.04.25)


良く考えてみると、運によって結果が左右される物なんて身近な生活の中にも溢れています。例えば「じゃんけん」。じゃんけんって、平等に話し合いで決めにくい事を運によって決定する代表的な手法です。団地やマンションの抽選も同じです。運によって結果が変化する抽選は全て賭け事みたいなものです。

ところがパチンコが問題になってしまうのは事実上の換金になっているからです。どんなに三店方式が合法だと叫んでも、事実上の換金になっているのは明白で、パチンコをやらない人からすればグレーどころかブラックだと言われても仕方ありません。法律で禁止されている賭博をこそこそ隠れてやっているのと同じです。

しかし、換金が出来るだけではここまでの問題には発展しなかったはずです。パチンコが問題になってしまうのは勝ち額と負け額があまりにも大きいからです。仮に一日8時間位打って1~2万円程度の負けなら、ここまで問題は大きくならなかったと思います。数時間なら数千円、丸一日遊ぶなら1~2万円位までは日常生活の範囲内です。
パチンコの場合は一日数万円になる時があり、時には10万負け、10万勝ちなんて事が起こり、さらには一日で20万~40万になる時があるのですから、やはり問題になって当然だと私も思っています。


では誰が悪いのか?

それはメーカーとホールです。

「そんな、10万円も負けるのは打つ本人も悪い」という考え方もありますがファンの中には歯止めが効かなくなってしまう人が必ず出てくるし、一度10万勝ちを体験したり、他人が出ているのを見れば、「もしかしたら自分も・・・」と思ってしまうのは仕方がない事です。
だからこそ法律でギャンブルは厳しく規制されているのであって、弱者救済の観点からすると、実際に10万勝ちになってしまうような性能の機械を設置してる側の方がやはり責任が重いという事です。


私が思うのはパチンコ業界で働いている人間は「ルール違反が平気な人が多かった」と言えます。
最近イベントも無くなり、メールも過激な言葉が無くなりましたが4号機時代を思い出して下さい。4号機時代はイベントをやって良かったのではなく、今も昔も何も変わっていません。ずっと射幸心を煽る営業は最初から禁止されていたのです。

しかしパチンコ業界は過去に何度も規制を潜り抜けては射幸性の高い台を世に送り出してきました。メーカーが悪いというホール関係者がいますが、ホールだってそういう機械を好んで購入してきたのですから同罪です。ファンが射幸性の高い台を望むからメーカーが作り、ホールが設置するのだという人もいますが、それは前述した弱者救済の観点からすればファンのせいにしてはいけないと私は思うのです。

5号機時代に入り、ギャンブル性が抑えられたのも数年の間で、またこうして高射幸性遊技機が規制されるようになりました。
「おい、パチンコ業界!いつまで同じ事を続けるんだ!」
と国民に言われている様な気がするのです。

パチンコの歴史は規制と緩和の繰り返しです。規制されれば衰退し、緩和されれば繁栄する。しかし今回は今までとは違います。パチンコ業界の汚れ切った体質を改善する様、国民が求めているのです。

戦後の焼け野原に現れたパチンコ店で、大人はタバコ、子供はチョコレートを求めて夢中で玉を弾いたと言われています。しかし娯楽から始まったパチンコはいつの間にか多額なお金を賭けるギャンブル機になってしまいました。

来年2月1日から風適法施行規則の改正が行われます。凡そ今までの3分2の出玉になると言われています。
しかしよく考えてみて下さい。厳しい内容であると言われていますが、本当はまだまだ甘い。今は1万枚だって5万発だって出ますよね?20万円ですよ。
その3分の2になっても娯楽とは呼べません。貸玉料の上限が4円の20円に設定されている以上、娯楽と呼べるような台にはならないのです。
貸玉上限パチンコ1円のパチスロ5円にしない限り、ホールの片隅に高レートがある限りは必ず熱くなってしまう人が生まれてしまいます。


ギャンブル性を低くした上でパチンコ業法の制定が実現すればパチンコ業界は大きく変わります。
規制規制の繰り返しはもう御免です。曖昧な法律にもうんざりです。
パチンコ業法下なら、様々なキャンペーンやイベントを堂々と行える様になります。
競合店との戦いはこれまでの様な射幸心を煽る様な低俗な戦いから、「どんどんサービスを充実させ、来店するのが楽しくなる様なサービス合戦」になっていきます。どうせ戦うならそんな楽しい戦いを私は望みます。

カジノとパチンコ店は対立するはずもなく、近所の庶民の遊び場であるパチンコ店はカジノなどライバルではありません。若者も老人も皆が楽しく一日ゆっくり過ごせるパチンコ店を私は既に目指しています。
但し、急激なやり方では倒産してしまいます。パチンコ店の台・設備・家賃は普通の業界とはちょっと違います。ホールコンもサンドも計数機も全てが高額なパチンコ店価格で購入していますから、急に遊べるお店に転換しようとすると支払いが追いつかなくなります。

だから少しずつです。少しずつ、少しずつ、遊べるお店に変化させていくのが私のやり方です。
「ゆっくりと過ごせるお店にする」と方向性を決めたら絶対にブレない。考え方に迷いがなければ最短距離で目標のお店に近づく事ができます。


私は今回の規制は当たり前であり、むしろ歓迎すべき事であると捉えています。
この規則改正に落胆して、今後どうすればいいんだと嘆いているホールは生き残れないでしょう。時代の流れに逆らおうとしている考え方だから落胆しているのだと思うからです。

この規則改正と業界の流れは、ファンタジーランドが目標とするパチンコホール像として掲げてきた「ゆっくりと一日過ごせるお店」を実現するのに追い風となっています。
私はもっともっとギャンブル性が抑えられた法律に改正される事を願っています。

おそらく、他のホールさんでも新しい時代に対応した営業方法を模索している企業は多く有るはずです。今後はその様なホールが生き残り、いつまでも射幸心を煽る事に執着したホールが潰れて行くであろうと考えています。

あなたの店も潰れるよ!(ひげさんのパクリ)