ブログのコメントで「なぜバジリスク絆を売却したのか?」とのご質問を頂きましたのでその理由をお話ししたいと思います。


ファンタジーランドには合計11台のバジリスク絆が導入され、今年7月末時点で残る3台が撤去されました。これは7月2日に通達された埼玉県警から検定切れ台を一斉撤去するように指導があった為です。

この3台以外の絆は8台売却しているのですが、売却した理由は次の通りです。

①絆を売却したのは残された設置期間の中で得られる利益と、大暴騰した絆の中古機相場を照らし合わせた時に、どう見ても売却した方が店舗全体のためになると判断した

②認定を取れば認定切れまで使えると最初から決まっていたなら、設置期間中に得られる計算上の利益が大幅に増える事になり、売却しない方を選んでいた。もし売却した方が少し得になる程度であれば、絆ファンのために多少の利益は捨てて売らない選択をしていた。

以上です。


認定を取得していれば外す必要はなく、来年の12月まで設置が可能でした。

ご質問内容は「なぜ認定を取らなかったのか?」ではありませんが、もし最初から認定機が認定切れまで使えると分かっていたなら、間違いなく絆の認定を取得していました。売却したとしても1台~2台程度だったと思います。

当社が絆の認定を取らなかったのは「高射幸性遊技機の撤去はもっと早いペースで厳しい指導がある」と思っていたからです。恐らく、現在も絆を設置している(認定を取っていた)ホールの中には「まさか高射幸性遊技機が認定切れまで使えるとは夢にも思っていなかった。」と思ってるホールが多数あると思います。

結果的に認定を取っていたホール関係者の中には「そうなる可能性があると思っていた」などと後から言う人がいますが、高射幸性回胴式遊技機には認定すら出さないと言われていた中で、まさかどんでん返しで前倒し認定まで認められ、高射幸性回胴式遊技機まで認定が切れるまで使えるようになるなど、誰一人そのストーリーを予想していなかったと思います。


認定には費用が掛かります。
これまでは検定切れでもそのまま普通に設置ができていましたので、中小企業は認定費用を惜しんで認定を取得しない企業がたくさんありました。事実7月末で絆やハーデスやまどマギを外したホールは認定を取っていなかった事になります。しかも高射幸性遊技機は早期撤去の可能性があったのですから、中小企業としては尚更認定費用が勿体ないと考えます。

前倒し認定は以前ブログでもご紹介している「新基準機に該当しない遊技機の撤去」によるパチンコ業界全体へのダメージを緩和しようと決定してくれたのだと思っていますが、前倒し認定の話が出てからは、警察庁も射幸性を低下させる目途が付いたと少しホッとしたのか、業界自主規制の新たな目標値である「新基準機に該当しない遊技機の新たな設置比率制限」が発表され、

平成31年1月31日までに15%
平成32年1月31日までに5%
平成32年1月31日までに0%
となり、いつの間にか高射幸性遊技機撤去の話は消えてなくなっていた・・・と言う流れです。

念の為認定を取得しておけば良かったのですが、その費用も惜しむのが中小ホールの悲しい所で、まさかこの展開になるとは多くのホールが予想できなかったのではないでしょうか。元々認定を取得するのが当たり前だったお金持ちホールは恐らく超ラッキーと思ってる事でしょう。


バジリスク絆は私にとって恩人ならぬ恩台です。
ファンタに異動して来て、最新台で初めて2台だけ導入させてもらった想い出の機種であり、発売から10ヶ月後に中古機相場が35000円まで下がって社内からも「佐藤が大絶賛している絆は稼働も中古価格も暴落している」と言われていた時も、ずっとコツコツ買い集めてきた、私が唯一心から面白いと言える機種です。

その絆を売却する選択を選んだのは店舗全体を考えての事です。
1台200万円以上で売却できた時に、計算上では撤去されるまでに100万円すら利益が出ない計算だったから売却を選びました。もっと正直に言えば、絆を売却しなければエアコンも直せなかったし、自動ドアも故障したままでしたし、EPカフェはOPEN出来ませんでした。
島の玉研磨機の故障やスロットのベルトコンベア故障は何度も壊れていますのでそれも放置になっていたと思います。

当時のファンタジーランド程度の稼働では、MAX機撤去と新基準機に該当しない遊技機の撤去に対応する為の費用がかさんで今頃閉店しています。それを救ってくれたのは絆の売却益です。

ファンタに通って下さる多くのスロットファンの方々が「なんで絆を売ってしまったのか?」と、お思いでしょうが以上の様な理由で絆を泣く泣く売却した事をご理解下さればと思います。


そう言いながらも面白い機種が無くなったのは事実です。
絆に相当する機種を探すのは本当に難しい事ですが、何とかしてファンタジーランドならではの台選定ができる様にもっと勉強して参りますので、どうぞ皆様の応援を宜しくお願い申し上げます。