ネットでスロットの情報を見ていると、確率の収束について間違って理解してる人が非常に多いですね。

確率の収束とは試行回数を増やして行くと、どんどん確率通りに近づいて行く事を言います。

例えば設定3で出玉率(機械割)100%の台があるとします。
この台をアウト枚数(IN枚数)1万枚打った時の差枚数期待値は±0枚になるはずです。
しかし実際には+1000枚出るかもしれませんし、▲1000枚になるかもしれません。

では▲1000枚になった台はその後確率上どうなると考えられるのか?
答えは「▲1000枚のまま」なのですが、どうしてもこれが理解できない方が多く、「それなら収束するって言わないじゃん」と思っている様です。

設定担当者の中にも同じ事を考えている人が未だに多くいるのです。

勘違いしている人のほとんどの方に共通しているのが、「▲1000枚になった台はいつか+1000枚の力が働く」と思っている事です。


私はいつもそう言う人に「確率の収束とは枚数が収束するのではなく、確率(出玉率)が収束するんですよ」と説明します。

1万枚アウトで▲1000枚になった台は出玉率90%です。

この台(出玉率100%の設定の台)をこの後1万プレイ回そうが3万プレイ回そうが、期待獲得枚数は±0枚です。
しかし注意しなくてはならないのが、期待獲得枚数±0枚とは既に▲1000枚になってしまっている後のプレイが±0枚なのであって、最初に負けてしまっている▲1000枚はそのままです。追加で回した3万プレイの分の差枚数が±0枚だという事です。

3万プレイ×3枚掛け=90,000枚の投入です。
最初のアウト10,000枚+追加で回したアウト90,000枚=合計アウト100,000枚
最初に負けていた▲1000枚はそのままですから、

99,000枚÷100,000枚×100
=出玉率99.00%

ほら、収束に向かっていますよね?

1万枚アウト時点の出玉率は90%になっていましたが、追加3万プレイ(アウト90,000枚)が終わった時点の出玉率は99.00%にまで上がっています。

自分で▲1000枚も負けると2万円ですから大きく感じますが、10万枚もの大量のメダル枚数に対しての▲1000枚など、たったの100分の1だという事です。



これが万枚出た台だと思って下さい。

設定1で+1万枚が出てしまうと、確率の収束なんかもう関係なさそうに思えますが、アウト枚数がどんどん増えて行くと、所詮+1万枚など大した枚数ではないのです。

一般的なお店のスロットの1台のアウトは一日1万枚位はあります。繁盛店ならアウト2万枚ある店もあります。
仮に一日1万枚アウトで365日営業すると、年間アウトは365万枚です。
万枚がある日出たとしても、
1万枚÷365万枚×100
=0.27%
365万枚という途方もない枚数に比べれば差枚の+1万枚など、たったの0.27%でしかありません。

この台が3年設置されていれば、0.27%の3分の1に相当する0.09%でしかなくなっていきます。3年間で見れば差枚の万枚は0.09%の誤差でしかありません。

万枚出る事もあればその反対だって起こります。そうして何度も繰り返している内に、次第に確率通りになって行く。それが確率の収束です。

『枚数が収束するのではなく、確率が収束していく』のです。


仮に300分の1の確率の台を分母の10倍である3,000回転回すと
確率通りなら10回当たります。
±10%以内の回数は9回~11回です。
9回~11回になる確率は36.45%です。

分母の100倍である30,000回転回すと、
確率通りなら100回当たります。
その±10%以内の回数は90回~110回です。
90回~110回になる確率は70.73%です。

分母の1000倍である300,000回転回すと、
確率通りなら1000回当たります。
その±10%以内の回数は900回~1100回です。
900回~1100回になる確率は99.85%です。


例えば30,000回転回して100回当たるはずが、80回になってしまう確率は193人に1人です。

しかし300,000回転回して1000回当たるはずが800回になってしまう確率は1622億人に1人です。900回でも13500人に1人です。

試行回数が増えて行くと確率はどんどん収束していきます。

パチンコの場合なら一日2000回転として、スロットの場合なら5000プレイとして考えると、
300,000回転というのはパチンコなら150日、スロットなら60日です。

一年で考えるとパチンコなら730,000回転、スロットなら1,825,000回転は回っていますから、99.85%よりもっと確率が収束します。

但し、1000回の当たりに対して10%もずれたら、100回分も多く当たったり少なかったりするわけですから、打っている人にとっては巨額なズレになるわけです。

それでも長~く打っていればいつかは確率が収束していくという事です。